みなさん、こんにちは!
広報インターンの關口(せきぐち)です。

先日、東日本大震災から10年によせて事務局長の小松さんのブログが公開されましたね!実際に、被災直後の復興支援活動や、2016年に現地での復興活動を終了した後、毎年続けてきたいわきツアーに直接携わってきた小松さんのお話には、考えさせられるものがありました。

それに感化されたのもあり、今回は、私も「震災」について少し書こうと思います。一大学生でしかない私に、小松さんのような経験が伴った話はできませんが、少し考えたことがあったので、この場を使って少し話せたらなと思いました。

2011年3月11日、私は小学校6年生でした。
卒業式前の大掃除で、友達とおしゃべりをしながら校庭の掃除をしていた際に、地震が起きました。始めは、友達と走り回っていたため地震に気づかず、先生が

「集まりなさい!早く!」

と焦った声で叫んだことで初めて「地面が揺れている」という恐怖を実感ました。今でも、どのテレビ番組でも津波が建物や逃げ遅れてしまった人を飲み込んでいく映像が流れていたことを覚えています。

自然災害の恐怖を感じました。

そこから月日は流れ、高校生になった際に、現在の大学での専攻を決めるきっかけにもなった、「東日本大震災での風評被害とメディアの関係」を調べ始めるようになりました。

農林水産省のパネルディスカッションに応募して、周りは大人だらけの状態で参加したり、当時の私には何もできはしないけど、考えることはできると考えていました。

IMG_sekiguchi_study↑ 実際に高校で新聞を漁って情報収集をしていた時

大学生になった今も、何か私一人の力で何かを大きく変えることはできません。それでも、ブログを通じて、みなさんと考える場をつくることはできると思います。

国際協力も震災も、全てにおいて「知ること」「事実を忘れないこと」「考えること」は共通しています。

そして、何かに向かって行動するというのにも、現代では色々な形があります。だからこそ、何か忘れてはいけないことや見なくてはいけない現状が社会にはたくさんあって、それに対して「少し立ち止まって考えてみる」ことも重要だ、と私は思っています。

偉そうな内容になってしまって恐縮ですが、私は「考え続ける」人生を歩んでいきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

[関連ブログ]
・東日本大震災・被災地支援活動 》詳細
シャプラニールは東日本大震災後から2016年まで福島県いわき市を拠点に復興支援活動を行いました。
・東日本大震災に関する活動報告ブログはこちら 》詳細

[関連資料]
・5年間の活動をまとめた報告書「いわき、1846日」を発行しています。ご希望の方はこちらよりご連絡ください。備考欄に「いわき、1846日 希望」とご明記ください。 》詳細
・書籍「福島と生きる」 》詳細
シャプラニール現副代表理事・藤岡美恵子(編集)が手がけた1冊。2012年発行。
福島の内と外で、葛藤も、軋轢も、矛盾も抱え込みながら「総被曝時代」の挑戦を受けて立とうとしている人々の渾身の記録。