広報インターン アンヘラです!先日、私に「フェアトレード」について教えてくれた母校「静岡県立吉原高校」にお邪魔しました。3年ぶりとなる登校は、生徒としてではなく、授業をする側として。出前講座の様子をお届けします!
「児童労働」を高校生と考える
50分間の授業では、できる限りバングラデシュの隠された児童労働「家事使用人」として働く少女たちの境遇を知ってもらい、わたしたちができるアクションを考えられるようにと心がけました。
国際協力NGOシャプラニールでのインターンシップ紹介から始まり、
- シャプラニールの紹介
- 児童労働とは?
- 家事使用人として働く少女達が置かれている環境
と少しずつ深めていきました。
「少女を家事使用人として働きに出すべきか」を話し合う家族会議のロールプレイングでは、高校生1人1役で少女・お父さん・お母さん・雇用主・学校校長などの立場から考えてもらいました。
その後は、児童労働削減に向けた身近で出来るアクションとしてシャプラニールが2022年7月31日実施している「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」を紹介。不要になったおもちゃや本、CDなどが寄付になり、南アジアの働く子どもたちへの支援などにつながることを説明しました。
高校生であるわたしたちにできるアクション
高校生からは、児童労働のない社会をつくるためのこんなアイディアが!
- ボランティアやキャンペーンに参加する。児童労働でどんなきつい仕事をこなしているのかだけじゃなくて、児童労働をなくすためにどんな活動をしているのかをもっと知っていく。
- 児童労働って言葉は知っていたけど、詳しくは知らなかったから多分知らない人がほとんどだと思う。→日本はないから。 だからそれをみんなに伝えていき、児童労働について理解を深めるなどできることからやっていこうと思います。
- 児童労働の悪いところだけを見るのではなく、なぜこの状態なのか、いろんな人に知ってもらう。そのために友人や家族にいろいろ話ししたい!!
- まずは現状を知り、子どもたちの望みを自分で考えるのではなく、聴いて小さな幸せをあげたい。→キャンペーンやボランティアなどに積極的になる!
日頃から世界レベルで起こる課題を学ぶ国際科の学生たちにとって、「児童労働」をより身近にとらえられる機会になったと思います。感想や「わたしたちにできるアクション」を書いたの文章からは、なかなか自分ごととして捉えられない大きすぎとも捉えられる課題を自分たちの中に落とし込めているように感じました。
高校生の持つパワーに希望と抱くと共に、その一助となれたことがとても嬉しいです。
広報インターン アンヘラ