こんにちは!コミュニケーショングループインターンの白石です。
先日、パルシステム東京様主催の「サリー着付けワークショップ」が開催され、講師としてシャプラニールからコミュニケーショングループの長瀬とインターンの黒瀬、白石が参加しました。パルシステム東京の皆さまには、毎年ステナイ生活への物品のご寄付やボランティア活動などで、シャプラニールの活動をご支援いただいています。
サリーとは?
皆さん、サリーと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
サリーとは、南アジアの女性が着用する伝統的な民族衣装です。サリーという名はサンスクリット語のशाटी(シャーティー)に由来し、「細長い布」を意味します。その由来の通り、1枚の長い布をブラウス(トップス)とペチコート(パンツ)の上にさまざまな方法で巻きつけて着用します。布は幅約1メートル、長さ約5〜8メートルに及び、2人がかりでようやく広げられる大きさです。
事前に着付けを練習
私は今までサリーの着付けを体験したことがなかったので、ワークショップの2週間ほど前から着付けの練習を行いました。
今回練習した着付けの方法を簡単に説明すると、まず布をスカートのように腰に巻いた後、左肩にプリーツ状にした布を垂らします。その後、上半身を覆いながら余った布を前に回し、身体の正面でプリーツの束を作って整えれば完成です。
初めは着付けているうちに長い布の上下が逆になっていたり、プリーツが上手く作れなかったりと、きれいに着付けることができませんでした。しかし、何回か練習するうちに布の扱いにも慣れてきて、ワークショップ当日までにはスムーズに着付けられるようになりました。
いよいよ本番!サリー着付けワークショップ
当日は18名の方に参加していただきました。初めに、シャプラニールの活動地の一つであるバングラデシュと、そこで行っている家事使用人として働く少女への支援活動の紹介しました。
その後、サリーの着付けのデモンストレーションを丁寧に行ってから、参加者の方々に2人1組でお互いに着付けをしていただきました。
色とりどりのサリーから好きな一着を選んでいただきましたが、中にはご自分のサリーを持参されている方もいらっしゃいました。緑のメガネによく似合う黄緑色のサリーを選ばれた方、優しそうな雰囲気にぴったりのピンク色のサリーを選ばれた方など、着る人それぞれの個性が光っていて、部屋が一気に色鮮やかな空間になりました。
私は着付けの講師として参加しましたが、サリーに関する質問を多く受けました。「サリーに夏服、冬服はあるのか?」、「布の原料はシルクなのか?」など皆さん興味津々で、高い関心を持ってもらえたことが嬉しかったです。また、自ら率先して着付けをされていた方が多く、習得の早さに驚きました。
着付けを終えてからは写真撮影が始まりました。各々思い思いのポーズをされていて、とても賑やかな雰囲気でワークショップは幕を閉じました。
ワークショップを終えて
ワークショップ終了後、参加者の方々からはたくさんのご感想をいただきました。
「普段サリーを着る機会がないため着付け体験ができて良かった」、「バングラデシュの現地の様子が分かりやすかった」など、南アジアの文化に親しみを持っていただけたことが分かりました。また、「(シャプラニールの不要品寄付の取り組みである)ステナイ生活に協力しようと思うきっかけになった」と言ってくださった方もいらっしゃいました。
サリーを通じて、シャプラニールの活動に興味を持ってもらうことができた非常に有意義なイベントとなりました。今回のイベントで生まれたシャプラニールと地域の人々とのつながりを今後も大事にしていきたいと思います。
コミュニケーショングループインターン 白石菜織