はじめに
はじめまして!インターンの伊藤です。
インターンシップを開始して、ちょうど1ヶ月が経ちました。慣れないことも多いですが、日々多くのことを吸収して、充実した日々を送っています!
先日、2023年11月11日に両国KFC Hall&Roomsで開催された、グローバルな社会課題解決に取り組む、多様なアクターが枠組みを超えて出会うカンファレンス「HAPIC2023」に参加してきました。今回は私が参加した5つのセッションの中から、
「NGOスタッフの働き方のリアル 〜働く環境改善と採用難のなぜ?」、
「新しいNGO &若者のパートナーシップ:セクターの将来に向けたワークショップ」の2つに絞ってレポートをお届けしたいと思います。
「NGOスタッフの働き方のリアル 〜働く環境改善と採用難のなぜ?」
NGO職員の採用について意見交換が行われ、将来の選択肢としてNGOを考えていた立場として非常に興味深かったです。特に、採用活動においても、勤務形態においてもフレキシブルさが求められていることを強く感じました。
他のNGOでは、以前はフルタイムで出勤できる人を対象にインターンシップを募集していたようですが、コロナ禍を通して、フレキシブル勤務やリモートワークなどに柔軟に対応していくようになったそうです。私自身は以前からNGOのインターンシップに興味があったものの、勤務条件が合わずに挑戦できなかった経験があるので、フレキシブルな勤務形態にすることで多くの関心が寄せられるのではないかと思いました。
また、NGOの採用活動が多くの学生に知られていないという現状も知ることができました。多くのNGOが積極的にインターンシップやアルバイトを募集しているものの、学生がその情報を見つけにくい環境だと思いました。広告や大手就活・転職サイトに採用情報を掲載すれば、募集は集まりやすいですが、多くのNGOが採用活動に使える資金が自由にあるわけではないと思います。そのため、SNSを活用するなど、採用活動においても今まで通りの枠組みにとらわれずに行なっていく必要があると感じました。
「新しいNGO &若者のパートナーシップ:セクターの将来に向けたワークショップ」
最も印象に残ったのは、「ユースは支援の対象ではなく、ステークホルダーの一員」という
環境パートナーシップ会議マネージャー江口健介氏の言葉でした。以前から私は、社会がユースに対してどんなことを求めているのか分からない、経験や知識が浅いユースが参入することで足手まといにならないかと考えていました。
ですが、今回のワークショップを通して、ユースという立場で社会問題や現在の取り組みに対してどう思うか、今後その社会問題に自分たちはどう向き合っていき、どう発信していきたいのかが求められているのだと強く感じました。そのため、今までは経験や知識が浅い私の意見なんて誰も求めていないだろうと思っていましたが、自信を持って発信していきたいと思いました。
最後に
HAPIC 2023への参加を通して、国際協力やNGOへの理解を深められただけでなく、今後の課題や展望も学ぶこともできました。学びだけでなく様々な方との出会いも得ることができたので、大変貴重な機会となりました。これからはシャプラニールでのインターンシップに励みつつ、各団体の今後の活動にも注目していきたいと思います。
コミュニケーショングループ インターン 伊藤 梨花