こんにちは!事業推進グループインターンの佐藤です。
今回は、多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」の「ボランティア研修会」についてご報告します。
6月29日に、以前「マザリナ」の運営ボランティア説明会に参加してくださった方を対象に、実際に運営にかかわっていただくことを見据えた研修会を実施しました。
マザリナとは、毎月第1・第3土曜日に新大久保にオープンし、地元の方や外国ルーツの方同士が“まざれる” コミュニティスペースです。(これまでの活動の様子は、ブログをご覧ください)
7月以降、スタッフと共に場づくりを行うボランティアをお迎えすることとなり、希望者を対象に研修会を開きました。
当日の参加者は4名で、これまでマザリナに来たことがある外国ルーツの方、これから参加を希望する地域の方など、さまざまなバックグラウンドの方が来てくださいました。
自己紹介の後、まず「ボランティアとは何か?」を知る講座からスタートです。
講師に、日本ボランティアコーディネーター協会の後藤麻里子さんをお迎えし、「ボランティアコーディネーター指針」に基づき1時間半ほどお話いただきました。
「どのようにボランティアをとらえるのか」のテーマについて、参加者がそれぞれの意見を出していく場面もあり、双方向的にボランティアについて学びを深める時間となりました。
その後シャプラニールスタッフにより、マザリナに関する情報の共有と、書類を配布しての「子ども・若者のセーフガーディング」の説明がありました。
「セーフガーディング」とは、シャプラニールの活動において子ども・若者にいかなる危害も及ぼさないよう、つまり虐待・搾取や危険のリスクにさらすことのないように、シャプラニールの基本的価値観を明確にし、コミットメントを示すことを目的に定められた方針です。
職員をはじめ関係者(子ども・若者と関わる機会のあるボランティアも含む)に適用されるため、今回の研修会において、すべての内容に目を通したうえで、全員に誓約書にサインしていただきました。
以下よりPDFにてお読みいただけます。
>子ども・若者のセーフガーディング方針
会の最後には、参加者間でのディスカッションの時間をもうけ、「マザリナでやると楽しそうなこと/役に立ちそうなこと」をテーマに、意見を出し合いました。
これまで参加したことがある方からは、「料理作りの回がとても楽しかった」「人生ゲームは少し難しく感じた」という声が聞かれたり、新たな取り組みとして「(外国ルーツの参加者と)日本語ドリルを一緒にやるのはどうか」「新宿には色々な場所があるので、従来のスペース以外でマザリナを開催することもできるのでは」という提案がされたりもしました。
さまざまなバックグラウンドを持つ人同士が意見を出し合い、より良い場づくりをしようとする様子は、まさにマザリナがめざすコミュニティスペースの在り方そのものだったと思います。
今回ご参加いただいた方もボランティアとして加わり、これからさらに多くの方が“まざれる”場所としてパワーアップするマザリナ。
毎月第1、第3土曜日に開設していますので、ぜひお越しくださいね!
(この事業は令和6年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業を受けて実施しています。)
▼ 多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」を詳しく知る
事業推進グループインターン 佐藤