こんにちは、コミュニケーショングループ インターン ファビアです。
バングラデシュ出身で今は家族とともに日本で暮らしています。  

12月21日に私が企画し開催した料理イベント「バングラデシュのフィッシュカレーを作ろう!」。とても温かく充実した経験となりましたのでこちらでご報告します。


当日は、料理の講師として私の母に来てもらい、参加者の皆さんとともに、バングラデシュのダール(豆のスープ)とフィッシュカレーを作り特別な時間を過ごしました。

料理の手順を説明する母

イベントは、バングラデシュ料理の基本であるダールの作り方を母がデモンストレーションするところから始まりました。ダールはレンズ豆を玉ねぎ、にんにくとともに茹でるシンプルなスープですが、調理時間などによって、食感や味わいが変わります。

煮込まれてとろっとしてきたダール

それぞれの好みで、濃厚で満足感のある食感や、軽く繊細な食感に仕上げることができることを伝えました。参加者の皆さんからは日本の味噌汁の文化との違いや作り方のユニークさに関心をもっていただき、質問が飛び交う楽しいセッションとなりました。 

完成!いい香りが部屋に漂います

ダールが完成した後は、このイベントのメインであるフィッシュカレー作りに移りました。
バングラデシュでフィッシュカレーを作るときによく使う魚は日本ではなかなか手に入らないため、今回は近い味を一番再現できるサケの切り身を使っていきます。(バングラデシュではサケは高価なのでなかなか使う機会がないのですが、日本に来てから、私の母はよくサケを使ってカレーを作ってくれます)

スパイスを絡めたサケを焼いていきます

ゆっくり説明を受けながら、参加者の方々は、母の伝えるレシピを丁寧に観察し、一歩ずつテクニックやアドバイスを取り入れてくれました。同じレシピの中でも好みに合わせ少しずつ調整を加えることで、それぞれのカレーが微妙に異なる仕上がりになったのが印象的でした。例えば、母のカレーはたっぷりの赤唐辛子を使い鮮やかな赤色になりましたが、他の方々はスパイスの量を控えめにしてマイルドな味わいを楽しんでいました。 

母と私が焼き加減を確認
カレーができあがりました
最後に、お皿にごはん、カレー、そしてダールを盛り付けて完成!

完成したカレーとダールをみんなで盛り付けて、スパイスの豊かな香りが漂う中、私からバングラデシュの文化や流行のポップカルチャーを紹介する時間も設けました。母国の音楽や映画、伝統について話すのはとても楽しく、熱心な反応に感激しました。特にバングラデシュのホラー映画に興味を持った方が多く、もっと探求してみたいという声がありました。自分が生まれた国の文化への関心を感じることは、私にとって、とても嬉しい体験となりました。

バングラデシュについて説明
参加者の皆さんと!「おいしい」との感想に私も母も嬉しくなりました

参加者の皆さん本当にありがとうございました。シンプルながら奥深い味わいのバングラデシュ料理はいかがでしたでしょうか。「おいしい!」「家で再現してみたい!」とおっしゃってくださった方もいて、とても誇らしい気持ちになりました。バングラデシュの文化をこんなにも熱心に、そして温かい気持ちで受け入れてくださったことに大きな喜びと感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

コミュニケーショングループ インターン ファビア