こんにちは。クラフトリンクインターンの亀川です。

クラフトリンクのネパールのパートナー団体のひとつに「WSDO」があります。WSDOではCOVID-19の影響で、立場の弱い生産者の仕事がなくなり、生活が困窮しています。

WSDOとは
WSDO(Women’s Skills Development Organization)は、1975年に「すべての女性に平等な雇用と生活を」という想いのもと、ラム・カリ・カドカさんの強い想いから誕生した非営利団体。ネパールの農村で、病気や障害を持った方やシングルマザーなど、経済的・社会的に雇用の機会に恵まれにくかったり、十分な収入を得ることができないネパールの女性たちに対して、技術訓練をしている。

Producers in WSDO 食料を受け取る生産者の女性たち(右から3番目が代表のラムカリさん)

Producers in WSDO
食料を受け取る生産者の女性たち(右から3番目が代表のラムカリさん)

クラフトリンクでは、代表ラムカリさんからのSOSを受け、2021年7月から8月31日まで 「WSDO」 生産者への緊急救援募金を実施しました。

そして、私はSNSのインスタグラムで、募金の広報と共にWSDOにまつわる情報発信を担当しました。WSDOの店舗があるネパールの第2の都市ポカラの今現時点での現状や、生産工程、WSDO商品の特徴の地機織りについてや、生産者のエピソードなど、さまざまなテーマでWSDOのことをSNSを見てくださる方に視覚的にもわかりやすいように、工夫をしてお伝えしてきました。ご覧いただいたみなさん、ありがとうございます。
最終的に目標金額を超える、102件、629,634円のご支援をお寄せいただきました。

みなさんによりわかりやすい形で投稿をするには、どうすればいいだろうと試行錯誤しながら作成している中で、沢山のご支援が日に日に集まりとても温かい気持ちになりました。

私は日本にいて、WSDOの生産者たちの顔を直接見に行き、どんな生活をしているのかの様子を伺うことはできません。しかし、日本でクラフトリンクのインターンをしながら遠いネパールの事をインスタグラムの「伝える広報」という形で、WSDOの皆さんのことを知り、伝えて、受け手のみなさんにも知っていただける機会があってとても嬉しく思います。

COVID-19の感染拡大が終息する日が来たら、いつかWSDOの生産者の生活や縫製工場をこの目で見るためにネパールを訪れたいと強く思います。

社会的に弱い立場にあり仕事を得ることが難しい女性たちが、職を手に入れ、商品を作り、新しい人生を歩んでいます。
ネパールの生産者から、困難な状況に負けずに前を向いて進む姿勢のすばらしさを学んでいます。

創設者ラムカリさんとWSDOの生産者たち