11月、ネパールでは乾季に入り快晴が続いています。皆さまいかがお過ごしですか。
今年のネパールの雨季は、過去15年間で最悪とも称される豪雨の影響により、ネパール国内の27郡(75郡中)で深刻な洪水や土砂災害を引き起こしました。ネパール内務省の発表によると、この災害による死者は143人、行方不明者30人、全壊79,812棟の他、家屋被害は144,444棟に上ると伝えられています。
そのような災害を防ぐべく、シャプラニールでは、ネパール南部のチトワン郡(平野部)にて防災リスクを軽減するための支援活動を行っています。その取り組みの一つとして、土砂災害危険地域での防止壁の建設や、洪水常襲地域での洪水リスク削減のためのインフラ設置(土堤作り)などを行っています。
上記の写真は、国土防災技術株式会社から専門家を招き、洪水が発生した河川の状況を確認した際の写真です。今回の洪水により壊された土堤等もあり、どの部分を補強していかなければならないかと専門家と共に確認できたことで、より洪水に強いインフラ設置計画ができました。地域住民の協力を得ながら、12月にはいよいよ河川にてインフラ工事が始まります。