Go To トラベルの中身の短期間そして直前の変更の様子をネパールみたいだと思っていた私に、まさにネパールらしく寝耳に水のニュースが飛び込んできました。それは7月21日の夜。ニュースが伝えられて数時間後の7月22日0時からロックダウン解除が解除されるというのです。ロックダウン決定も開始日の前日夜にされたので、ネパールらしいといえばネパールらしいのですが、半信半疑の私は即座に現地職員に確認を取りました。すると、彼らもまだ半信半疑の様子で「政府が正しい決定をしてくれるといいのだけど」という反応。
しかしながら、このニュースは決定済みのものとわかり、22日から限りなく普通の日々が始まっています。7月22日まではロックダウン第一フェーズで、その後2週間ごとの緩和フェーズを2回経てから8月22日以降に解除というのが元々の予定だったのですが、その緩和フェーズを経ない明確な説明は政府からされていません。感染者数が落ち着いているからという発言は聞きました。確かに、一時500名を超えていた一日の新規感染者数はここ最近は100~300名となっています(ネパールの人口は日本の約4分の一)。公共交通機関業界や観光業界などからロックダウン緩和の要求やロックダウン中の補償が政府に求められていましたが、だったらもう「エイヤ」っと開いてしまおうと思ったのでしょうか。
現地職員とは引き続き感染対策をとった業務、生活をするよう確認をしました。彼ら曰く、街中ではまだマスクはしている人のが多いけれど、フィジカルディスタンスを取っていない場面が増えたとのこと。ニュースでは定員50%以上の乗客を乗せるバスの記事をよく見かけます。
レストラン、ホテル、バスの運転手に呼び込み係の人々の生活を思うと、ずっと立ち止まるわけにはもちろん行かないのですが、今なのかな?今なのかな?と思ってしまいます。
なお、7月22日からのロックダウン緩和の詳細は以下、在ネパール日本大使館の情報をご確認ください。
https://www.np.emb-japan.go.jp/files/100076106.pdf
ネパール事務所 勝井