久しぶりに日本で桜を見ています。やはりいいですね。3月半ばに約4年の駐在を終えて帰国しました。花粉症なことを忘れて鼻水と頭痛に襲われて急いで薬を飲んだり、キャッシュレス決済の浸透ぶりに慌ててネットで勉強したりと、目下、日本の生活になじむべく努力の日々です。
前回ブログでご挨拶した新年から帰国までのことを写真で振り返りたいと思います。
年明け最初の地方出張。洪水防災の事業地でオンラインで日本の専門家の方に2月からインフラを設置する地形を確認してアドバイスをもらいました。
出張の帰り道。車で約7時間ですが、日本の企業、安藤ハザマが手掛けるこのトンネルができたら、きっと渋滞の心配が減ることでしょう。
「洪水の備え、何かしてる?」洪水防災の事業地チトワン郡マディ市グルメリ集落にて。
通勤路で牛に出会うこともなくなるか、と感慨にふけった朝。
児童労働削減事業地での子どもに関する基本調査報告を事業地のマナハリ村で実施。議員も子どもも積極的に質問やコメントしていて心強く思いました。
児童労働に陥るリスクの高い子どもの個別支援を3月から開始。その前の職員研修。
サル寺とも言われるスワヤンブナートにて。初めてのネパール駐在の時、疲れていた私を同じくネパールに駐在していた日本NGO駐在員がリフレッシュに連れてきてくれたのもこの場所です。
チトワン洪水防災事業のスタッフからもらった送別の品は”ガラスケース入りのサイの像”。「飛行機は大変だけど、手荷物で日本まで持ち帰ってね」って、大変さをわかりながら立派なものをくれてしまう、そんなみんなが大好きです。
ネパール事務所でも送別してもらいました!国際女性デー兼ねてのケーキです。
実際は、事務所でのデスクワークや会議が多い駐在生活です。今回の4年はそのうち2年間がCOVID-19感染下で不自由も不安も多かったです。でも、人との出会いが苦楽を生み出し、彩りある時間にしてくれました。ネパールで出会ったすべての人に感謝です。
洪水防災事業は今後の展開を検討中です。児童労働削減事業は村の政策つくりという土台フェーズを経て、支援活動がこれから本格化します。引き続き、ご支援のほどよろしくお願いします。
ネパール前事務所長
勝井裕美