これまで何度かこちらのブログでネパールの文化や歴史、世界遺産について紹介してきましたが、自然もまたこの国の魅力のひとつです。
週末に一泊二日でネパール事務所のスタッフの皆と自然を満喫してきました。カトマンズから北東に車で2時間程のバネパという地域の山の上にあるホテルに泊まりました。ホテルのベランダから、雲海が見え、そこに沈む夕日、昇る朝日は映画のワンシーンを見ているようで素晴らしいものでした。
3時間程の簡単なトレッキングもしました。トレッキングの語源は「徒歩でのんびり旅をする」ということ。登頂を目的とする登山ではなく、美しい自然の中を自らの足でゆっくり歩く旅のスタイルを指します。トレッキングのために整備された道ではなく、そこに住む人々の生活道を歩くとそこで暮らす人々の生活を身近に感じることができます。日本ではなかなか見慣れない木々や鳥、眼下には川が流れ、畑も広がる見晴らしのよさはなんともいえません。
ネパールは北部にヒマラヤ連山があり、南部にタライ平原が広がる雄大な自然の中に、ヒンドゥー教、仏教などを信仰する多民族が暮らしています。雄大な大自然に抱かれ、ネパールという国の多様な文化が形成されてきたことを、この美しい景色を見ながら感じました。
ネパール事務所長 竹下裕司