ネパールのNGOを訪問していて気づくことの一つに、自前の建物をたて、事務所を移転する例がここ数年で非常に多くなってきているということがあります。銀行からローンを借りてマイホームをもつ個人が急増している話は以前にご紹介しましたが、同じ現象がNGOでも見られるわけです。
バングラデシュでも専従職員を数千人、数万人(こうした規模のNGOがあるんです!)規模でかかえているところは10階建て以上の自社ビルを持つ例もありましたが、普通に賃貸契約で事務所をもつのがまだまだ一般的。ネパールではそこまでの規模のNGOはない代わりに、2~3階程度のちょっと大きな自宅のような建物をたてるのがはやりのようです。
家賃を払い続けるのか、それとも思い切ってローンを組むか。組織の決断力が問われますね。