ネパールでは五色の旗をよく見ます。チベット語で「タルチョー」と呼ばれる祈りの旗で、仏教寺院などではたくさんのタルチョーが、まるで運動会の万国旗のようにはためいています。村を歩いていても、このタルチョーがかかげられている家があれば、そこは仏教徒であることが分かります。
ところでこのタルチョー、よく見ると小さな字で経文が書かれているのですが、風ではためくたびにお経を唱えたことになるのだそうです。手で回すだけで同じようにお経を唱えたことになるという「マニ車」もありますし、いったいどんだけお経をとなえるのか、と不謹慎にも思ってしまいますねぇ。ま、最近は写経もコピペで済ませてしまう人がいるといいますが…。