庶民の足、テンプー。いわゆる乗り合いタクシーで、後部座席に10人ほどが座れます。もちろん、運転手の横にも座れるし、詰めればもっとたくさんの人が乗れちゃいます。一応、規定のルートがあるので、そのルート上の好きな区間を利用できるという便利なもの。
昔はディーゼルエンジンをつんでいたので、狭いカトマンズ盆地の大気汚染の元凶の一つになっていたそうですが、今は禁止され、ガソリンやLPガス、電気を動力源にしたものが走っています。電気テンプーはネパール語で「サファー(きれいな)テンプー」と呼ばれていて、最初に導入されたのはなんと1993年。現在は600台ほどになっているようですが、結構昔からあるんですね。どうりでさび付いているものが目立つわけだ。