ネパールでは、一度口をつけた食べ物は「ジュト」といって、決して他の人が食べることはありません。水をまわし飲みする際も、口をつけないよう離れたところから器用にのどへ流し込んでいきます。知り合いの女性が開いたカフェのテーブルに、このジュトに関する内容が印刷された紙がおいてありました。こんなことが書いてあります。
~前略~ 食べ物を十分得られない人はまだ大勢います。ネパールでは食べ残したものをジュトといいますが、食べる前に取り分けておけば、誰でもそれを口にすることができます。もし必要ないものがあれば、食べる前に取り分けて下さい。必要な人へ、私たちが届けます ~後略~
自分が生きていくための仕事以外に、様々な社会活動を実践してきた経営者らしい、素敵なメッセージです。