先週の土曜日、シャプラニールカトマンズ事務所とパートナーCAPCRONとピクニックに行ったことは白幡駐在員のブログで紹介されている。しかし、酒好き数名が持参したウィスキーとワイン等を飲んで昼間から大騒ぎしたことは書かれていない。私も帰国までにこういう機会もないかと思うと、勧められた酒を断るにはしのびなく、結構いい調子で飲んでマシタ。
日本酒のボトルを手に、ためつすがめつ見ながら「ねえ、これ(ラベルを指して)ネパール語で何て言うの」とCAPCRONスタッフに聞かれたので間髪いれず「ロキシー(ネパール語でお酒のこと)!」と答えたら、腹をよじって笑われた。酔いの醒めた頭で考えても文法的には間違ってないのだが、いわゆる酔っ払いのツボにはまったということなのだろう。
写真(上):左よりスリジャナ、ニルマラ、マンカラ/(下):皆の前で歌う羽目になって悩むワタクシ
さて、(お酒もなくなり)ピクニックの片付けをしていた時のこと。CAPCRONスタッフ二人が近くにやってきて私に話始めた。
「かなり前の会議で、弱腰な目標設定をする私たちに『目標は高く掲げてこそ意味があるんだ!出来なくてもいいから、自分たちがやりたいと思うことを言ってみなさい』ってハッパかけたでしょ。あの言葉が忘れられないんだよね。目からうろこが落ちた気がしたのよ。」
「うん、印象深かった。この先も仕事をするたび思い出すだろうな。本当にありがとう」
そして酔っ払い三人はひっしとハグした(抱きしめあった)のでありました。
プロジェクトではうまくいかない事、苦労や悩みがもたくさんあるが、一昨日のようなことがあるとすべて帳消した上に、お釣りまでもらったような気分になる。これこそ現場にいる醍醐味というものか。もちろん、目からうろこが落ちたというその瞬間から状況が改善されるわけでもなく、日々地味な努力は続くのだが。