チトワン国立公園の周辺の村を歩いていると、太い針金程度の鉄線が張られた柵をよく見かけます。一見、何のへんてつもない柵に見えますが、実は動物よけの電柵(電流の流れる柵)であることが多いんです。
サイや象などが人家に入ってくるのを防ぐためで、昼間に太陽電池でバッテリーを充電しておき、夜間にスイッチをオンにしているというのが一般的。実際、貴重な農作物を荒らされたり、象に踏まれて死んでしまう人までいるので、いわゆる「獣害」は村人にとって大きな脅威になっています。
こんなことでも、知らずにいて夜、うっかり柵にさわってしまったら…あぁ、恐ろしい!