しばらくブログをさぼっていたので、行方不明にでもなったかと思われていたかもしれない。マオイストの政権離脱以降混沌としているネパール政局の動きに影響を受けながらも、まあなんとか生活している。
さて、今日は天気のこと。事務所のスタッフや知り合いのネパール人にきくと、殆どの人が今年は異常だという。なにが異常かというと、まず暑さ。ここ一週間の日中の気温は32、3℃を超える日が続いている。去年やおととしも暑い日はあったが、こう続くと体に応える。自宅が最上階(3階)で太陽の照り返しの影響を受けるせいか、部屋の中がいつまでたっても暑く昨日はとうとう氷枕して寝てしまった。
気温の次は雨。もう雨期が始まっても良い時期なのだが、なかなか雨が降らない。5月に雨が振ることは降ったが、その後カラカラの天気が続き、農作物に影響がでるのではないかと心配していたところ、先ほどから雨が降り始めた。結構まとまって降っているので、埃っぽい空気もこれで少しはまともになるに違いない。
事務所の裏にある染物屋(チベット仏教の僧が着る衣を染めている)では、若い男性が片手に石鹸を持ち、頭に泡をたっぷりつけて降りしきる雨の中に飛び出してきた。手前の塀では雀よりも少し大きな鳥が雨を一身に受けながら水浴びしている。そんな様子を見ていて、ネパールにいて良かったなと思ったと同時に、カメラを持っていないことを後悔した。