先日藤岡ダッカ事務所長がワールドカップフィーバーでバングラデシュの盛り上がりについて書いていたが、こちらネパールも負けていない。大きめのホテルやレストランでは「大画面でサッカー観戦ディナー」なんてのを大々的に宣伝し、私の大家(女性)も大ファンで、毎晩深夜までテレビ観戦している様子。この前会った時には「夜中に起きてブラジル戦見ちゃったわ」と言っていた。
そんなワールドカップな今日この頃、BBCのウェブサイトで南アジアのニュースを見ていたら、「(インドの)ビハール州のサッカー少女たち」(Bihar’s Football Crazy Girls)というタイトルが目についた。
ビハールの小さな村からインドナショナルサッカーチーム(女性)に3人が選ばれ、州レベルでは7人がプレイをしている。しかも、4年前には村の女性サッカーチームが全国優勝しているというのだ。これだけの人材を輩出している村なのに、財政的な支援はほとんどない。でもこのバラウニ村のサッカー少女たちは逆境をものともせずサッカーに明け暮れる毎日だ。それを見守る親の目も温かい。
「私たちは食事して、サッカーの練習をして、あとはサッカーを吸って生きているの」
女性チームのキャプテンモウサミはこう言っている。そして今村の名前をバウラニからバウラニ・スポーツ村へと変更しようという話も出ているそうだ。
村の少女たちが、いきいきと村の広場を走り回っている様子が目に浮かんできませんか?最近南アジアのニュースと言えば、テロ事件、外出禁止、ストライキといった暗い話題ばかり。ちょっとおとぎ話めいたこのニュース、皆さんも一度是非ご覧下さい。
写真はすべてBBC Newsより