藤岡ダッカ事務所長のブログにも書かれていたが、昨日から東京から坂口事務局長と白幡海外事業担当の2名がネパールを訪問している。主たる目的はパートナー団体の活動モニタリングということで、今日の午後カトマンズ郊外にあるネワール人が多く住むガムチャという村に行き、女性グループの活動を視察してきた。
ガムチャ村では、シャプラニールのパートナー団体SOUP(Society for Urban Poor)が約1年前から活動を行っている。女性グループメンバーは31名、農繁期の忙しい時期にも関わらず10名以上が私たちのために集まってきてくれた。グループで定期的に貯金を行い、そこで集められた基金からメンバーにローンを貸付ける他、プラスチックごみの回収や保健衛生ボランティアを通じた住民の健康改善などを行っている。女性グループの活動に触発され地元の若い男性を中心に構成されているグループも、献血や清掃活動など地域の環境改善に関わるようになっているという。
グループメンバーから話を聞くときは、同行したカトマンズ事務所スタッフ(ゴパール)が主に通訳を務めてくれるのだが、私も拙いネパール語で質問をしてみた。
「皆さんの中で結婚をしている人は何人いますか」
「子どもは学校に通っていますか」
「この地域では早婚の問題はありませんか」などなど。
しかし、メンバーの表情が「何を言っているのかわからん…」という感じで変わらない。
すると傍にいたSOUPのスタッフなどがネパール語で判りやすく言い直してくれた。まだまだネパール語が下手なのは自分でも十分承知しているが、ネパール語で話した(つもりの)内容を、再度ネパール語で翻訳されるのはやっぱり情けない。いつになったら通訳なしで直接話しをすることが出来るようになるのだろう。来週から再開するネパール語の授業は気合を入れて頑張ろう、と心に決めた雨期の晴れ間の午後だった。