無期限ゼネストは今日で2日目。話し合いは続けられているようですが、どうなるかは誰にも分かりません。事務所にはみんな徒歩か、裏道を自転車でゆっくりと走るなどして、なんとか来ています。私は事務所まで歩いて7~8分ほどと、一番近いところに住んでいるので、こういう時は便利(?)です。
さて、歩くという話でいつも思い出すのは、バングラデシュの人が歩けないということ。人力のリキシャなど、移動手段が豊富にあるため、NGOの職員になるような人たちは普段、あまり歩く機会がないのです。講演などの仕事で日本に呼ぶと、電車の乗り換えなどで長いコンコースを歩く際など、本当に苦労しています。あまりに歩くのが遅いため、電車や飛行機に乗り遅れたということも一度どころではありません。
それに比べ、ネパールは山もたくさんあるし、みんな歩くのには慣れているのかなぁと思っていたのですが、どうも違うようです。もちろん人にもよりますが、都会で育った人はバングラデシュの人と同様、やっぱり歩くのは苦手なようです。先日、チトワン郡に出張した際も、ちょっとした丘陵地の上り下りを4時間ほどしなければならない場面があったのですが、都会育ちのネパール人スタッフ数人は途中で何度かダウン。確実に運動不足のはずの日本人の方が、かえって元気だったのには思わず笑ってしまいました。通勤地獄で鍛えられているせいなのかも!