最近朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。ネパール気象庁によると、今日の最低気温は9.6度だったという。家の中にいる限りそこまでの寒さを感じることはないが、日中の気温が25度前後まで上がるので気温差への対応に苦渋する。昼間歩いていると汗ばむくらいなのに、室内はカーデガンや靴下が欲しいという状態だから、出勤前に何を着ていくか悩むようになってきた。
最近は写真のような晴天が続いているのでソーラーで温めた湯はたっぷりあるはずなのだが、夜までには水道管の水がすっかり冷えてしまい、入浴しようと思ってもなかなか湯が出てこない。水不足が深刻な状況では、湯がでるまで流しっぱなしというのも気が引ける。巷にはガスもしくは電気温水器が売られているが、安全面でも心配があるし、これから停電が増えてくるという状況での実用性もイマイチ疑問が残る。他の人はどうしているのだろうと思って聞いてみると、ネパール滞在約3年のTさんはヤカンで湯を沸かして入浴しているという。 <遠くに見えるのは雪を頂いた山々>
早速私もそれを試してみることにした。ヤカンで沸かせるのは2L、それをバケツに移して水を加えるとぬるめのお湯で10L弱くらいになる。これだと髪や体をいっぺんに洗うのは難しいけれど、少なくとも寒さに震えなくてもすんでとっても楽。それに、自分が生活する時に使う水の量が判るというのも、ある意味新鮮だ。カトマンズでも自宅に水道が引かれていない家があることを考えれば、蛇口をひねれば水が出ること自体がありがたいと思う。