ここ数日、道端で野菜を売っている人の前に大量のイモが並べられているのを目にしていた。
秋だなあ、と思っていたら、今日の昼食にサトイモとサツマイモが出てきた。うーん、一体これはどういうことか?と思ってスタッフに聞いたら、なんでも今日はイモを食べる日なのだそうだ。ネパールでは、でんぷん類が豊富なイモは体を温めると考えられているらしい。日に日に気温が下がってくる今頃、イモを食べることで寒さに対して備えるという意味があるらしい。
写真は茹でたサトイモとサツマイモ。小さいながらもサツマイモは十分な甘みがあるし、サトイモは日本の味そのままである。味噌煮にしたらおいいしいだろうなあ、とカレーを食べながらぼんやりと考えていた。バングラデシュでもサトイモのカレーを良く食べたが、カレーの汁とイモのぬめりが程よく混ざってほんとうにおいしかった。
自宅に戻ってインターネットで調べたところサトイモの原産地はインド、ネパール、マレー半島付近と考えられており、縄文中期には日本に伝播していたという。 うーんそんなに歴史があるとは知らなかった。しかし、イモを食べる行事があるというのはこれは今からもっと寒くなりますよ、ということでもある。寒さに滅法弱い私としてはかなりユウウツなことだ。
<写真は事務所での昼食の様子、スタッフが「食べるところを写してね」というのでパチリ>