牛糞(ぎゅうふん)はそのまま肥料にしたり、堆肥(たいひ)化して使ったり、発酵させてメタンガスをとり発電に利用したり、はたまた壁に塗り込んで断熱材とするなど、本当にたくさんの活用法があります。乾期の南アジアで一般的によくあるのは、わらなどとまぜて乾燥させ、燃料として使うというもの。
インドやバングラデシュではピザのように丸くのばした形のものや、ジュートの芯にぬりつけてカバブのようにしたものはよく見るのですが、ネパール南部の平野でこんな形のものを発見。まるで角材のようにしっかりと棒状に固められ、整然と積み重ねられていました。かなり大量にあったので、おそらく販売されているのでしょう。
南アジアの中で、地域によるこんなちょっとした違いを見つけるのも、また楽しいものです。