ネパールでは「魔女狩り」がいまでも行われている地域があります。村人が携帯電話を使い、山の奥の方にまでバイクが普及してきている社会の中で、魔女などというショッキングな言葉が聞こえてくると、一瞬、耳を疑ってしまいます。
女性の社会進出が極端に妨げられているバングラデシュで暮らしてからネパールにくると、女性警官が交通整理をし、ジーンズをはいた女性が(体の線が出やすいことからバングラデシュでは少し前まで全く見かけませんでした)自転車やバイクに自由にのっている姿に、驚きとうれしさを感じたものです。でも、そうした表面だけを見て納得してはいけないということに、すぐ気づかされます。自分がシャプラニールを通じてできることは何か、考え続けています。