2023年11月25日、26日にシャプラニールむさしの連絡会がイベント「東京でバングラデシュと出会う~リトル・ダッカ東十条へ行こう~」を開催しました。大盛況だった様子を参加者の一人、事務局の峯がお伝えします。

東京都北区にある「リトル・ダッカ」と呼ばれる東十条を訪れ、地域に住むバングラデシュの方々と交流し、ベンガル料理を楽しむイベント「東京でバングラデシュと出会う~リトル・ダッカ東十条へ行こう~」が開催されました。シャプラニールむさしの連絡会が主催し、地域の方、バングラデシュやシャプラニールとかかわりがある方、ベンガル料理に関心のある方など、約20名が参加しました。

東十条を訪問する前日の11月25日は、事前オリエンテーションとしてオンライン講座「はじめてのバングラデシュ」が開催されました。シャプラニールの副代表理事の村山さんが講師を務め、バングラデシュの歴史や文化、魅力などについて話しました。後半はプチ・ベンガル語レッスンもあり、参加者全員がベンガル語で簡単な自己紹介をし、すっかり打ち解けました。

翌日の26日は、いざ東十条へ!案内役はむさしの連絡会の横田さんと、地域に住むバングラデシュ出身のショハグさんです。地域のモスクや、ショハグさんが経営するハラルショップ(※)を訪問し、街を散策したあと、「タイガー」というベンガル料理のレストランに向かいました。

※ イスラームの教えに則り、ムスリムが食べても良 いとされる「ハラル食品」を販売する店

東十条商店街のはずれにあるモスク。
週末は多くのムスリムが訪れる
ショハグさんが経営するハラルショップ。南アジアの食材に加え、クレープなどのスイーツも販売

「タイガー」では豪華なベンガル料理がふるまわれました。メニューは現地の料理の定番である、カレーとボッタ(野菜、魚などをマッシュした料理)です。「スパイスがとても刺激的」、「ご飯が進む!」といった声が上がり、みんなで美味しくいただきました。

食後は、グループに分かれてバングラデシュの方々との交流タイムが設けられました。出身地はどんなところ?来日の経緯は?バングラデシュではどんなスイーツを食べるの?といった質問がたくさん飛び交いました。人懐っこくてユーモラスなバングラデシュの方たちとの会話は、笑い声に包まれ、とても楽しい時間でした。

タイガーの店長さん(左)がイベントの特別メニューについて説明してくれました
大盛り上がりの交流タイム

最後はハラルショップでお買い物をして解散。会話や料理を楽しみながら、地域に住むバングラデシュの方々のことを知るきっかけになり、学びの多いイベントとなりました。この成功の裏には、むさしの連絡会とバングラデシュの方々による、ツアー内容や料理のメニューに至るまでの丁寧な準備がありました。いつも私たちをはっとさせるようなイベントを企画してくださるむさしの連絡会に、今後もぜひご期待ください!

手前から:魚カレー、チキンカレー、5種のボッタとサラダ、ごはん
5種類のボッタ(左上から時計回りに:ブラッククミン、インゲン豆、魚、じゃがいも、ナス)とサラダ
短時間で仲良くなりました(前列左端:むさしの連絡会・横田さん)

会報「南の風」303号掲載(2024年3月発行)