全国20カ所にある「地域連絡会」は、シャプラニールの会員が中心となって活動しているボランティア組織です。今回は、東京都西東京市にある「シャプラニールむさしの連絡会」の皆さんが、ネパールの民謡「レッサムフィリリ」をみんなで合唱するイベントを企画しました。
9月最後の日曜日、むさしの連絡会は東京近郊に在住のネパールの方と一緒にネパールの国民的愛唱歌「レッサムフィリリ」を歌って踊るオンラインイベントを開催しました。
レッサムフィリリはネパールでは誰でも知っていて、イベントがあればまず最初に歌われる曲です。この曲が歌えれば、ネパールの方と友達になれることまちがいなし、ということで、連絡会では都内および近郊にお住まいのネパールの方に歌と踊りを伝授してもらうイベントを企画しました。
イベントでは、まず、スタッフの菅野さんからシャプラニールのネパールでの活動の様子を伝えていただきました。次に、ネパールが世界に誇るエベレストについて参加者のラジャンさんから美しい写真を交えてお話しを聞きました。
今まで、エベレストに登った回数が一番多いのはシェルパの方で24回登ったことがある、というお話を聞き、有名な登山家より、シェルパの方のほうがエベレストを知っているんだな、ということを再認識しました。
次はいよいよレッサムフィリリの練習です。ラジャンさんのリードでみんなで歌ってみますが、zoomでは各自の音声にズレが生じるため、まとまって合唱することはままなりません。それでも、画面には参加者それぞれが笑顔で楽しそうにレッサムフィリリを歌う姿があふれて、何とも幸せな雰囲気に包まれました。
今や連絡会の主要メンバーとなったインドネシアのお兄さんたちも、見事な歌唱を披露してネパールの方たちの喝采を浴びるシーンもあり、大いにイベントを盛り上げてくれました。最後はグループにわかれて、自由におしゃべりタイムです。今日のイベントの感想や日本に暮らし始めたころの失敗談など、楽しく語り合うことができました。
地域に暮らす外国人の方とイベントを通じて知り合い、それを積み重ねていくことで、お互いに理解を深めていく、これからもそんなお付き合いができたらうれしいな、と思っています。
むさしの連絡会 横田