こんにちは。海外活動グループインターンの辻です。

先日6月11日(日)に全国キャラバン2017で宇都宮に行ってきました!

入り口では宇都宮大学の学生団体でシャプラニールと協力しているカケハシーズの皆さんがクラフトリンクの商品を、同じく宇都宮大学の学生団体でインドの支援をしているResource Networkの皆さんがインドのフェアトレード商品を販売していました。

宇都宮大学の国際協力サークルKAKEHASEEDsのみなさん

宇都宮大学のインド女性自立支援サークルのResource Network のみなさん

講演会には学生さんなど合わせて30名ほどの方がいらっしゃいました。
みなさんマフザの話を真剣に聞いてくださいました。

講演の様子

「なぜ家事使用人として働いていた親はその苦労を知っているのに子どもを働きに出すのか?」
「掃除や料理などの家事は使用人がやることだとバングラデシュの社会では考えられていると言っていたけれど、マフザさんは家事をするのか?」
「家事使用人の子どもが病気になったらどうするのか」
「家事使用人として働いた人が雇用主になることはあるのか」
「センターを卒業した少女たちは、どうやって生計をたてるのか」
「少女たちは誰を介して、雇用主を見つけるのか」
「センターをやっていてセンターを反対する人から妨害を受けたことはあるのか」
「センターに来たとしても、結局少女たちは家事使用人として働くしかないのではないか」
「義務教育が5年であれば、卒業したら働くしかないのではないか」
「紙での雇用契約を結ばないのか、結ぶとすれば字が読めない人はどうするのか」

など、たくさんの質問がでました。

私自身も知らないことばかりだったので、「そういえばなんでだろう」と新しい学びを得ることができました。

印象に残ったのは、講演会にバングラデシュの学生がきていたのですが、彼が「僕の実家でも少女を家事使用人として働いていて、それが当然だと思っていた」と言っていたことです。

それほどバングラデシュで家事使用人は”ふつう”に受けいれられており、その考え方を変えることは先の長い、到達するのに根気のいることだと実感しました。

講演会の後には懇親会もあり、マフザの私生活の話など、距離の近い対話もできました。

宇都宮のみなさん、ありがとうございました。

懇親会の様子

全国キャラバン2017はまだまだ続きます。
https://www.shaplaneer.org/caravan17/

お近くの会場に足を運んでみてはいかかですか?

最後に、今回たくさんいただいた質問の答えを後々ブログにアップしていきたいと考えております。お楽しみに!

海外活動グループインターン 辻千尋