こんにちは。国内活動グループの小川です。
シャプラニール自慢として、私が常に思うことは各地にいらっしゃる会員・支援者の方々の存在と、「市民による」活動の裾野の広さです。
この度「連絡会大集合」と称し、台風19号直撃から1週間後の10月19日(土)、お忙しい中を縫って連絡会の皆さま6名、シャプラニール劇団の皆さま5名、また会員で逗子フェアトレードタウンの会の森田さんにお集まりいただき、活動にまつわる議論や交流を行いました。当日は、様々なトピックにそれぞれ充実した内容で、とても濃い時間となりました。
1.「ステナイ生活」仕分け体験
「連絡会で協力できる」という声を沢山頂いていたステナイ生活、仕分け方法について確認し、いつも事務所ボランティアさんにお願いしている開封・仕分け作業を実際に体験していただきました。
2.シャプラニール劇団ワークショップ
劇団のあゆみについて説明いただいた後、東北(いわき)とネパールの震災についてのラジオドラマ「私たちは忘れない」を全員参加で演じました。もともと感情移入しやすい、とてもよく練られたシナリオを、「短時間で」という難題に応えて頂いた特別バージョン。皆さんの迫真の演技とネパールの楽器で盛り上がり、普段はなかなか機会のない交流ができる場ともなりました。
3.連絡会の活動会議
各地での活動や、問題点の共有などを行いながら、そもそも連絡会とは何か?という疑問に対し、「地域の活動」が主体であるということが確認できたことが大きな成果だったように思います。
「もともと地域連絡会の活動は、地域に根差した問題に取り組んでいる人たちの活動です。そこに海外協力の視点が加わって、シャプラニールの関わりができているのです。そこには地域としてのニーズと主体性があります。」会員・肥下さん/大阪
「シャプラと関わることで自分が成長していかなければ、続かないでしょうね。逆に成長していくものがなければ、関わっていく意味はないわけです。」会員・須賀さん/中津
(書籍「進化する国際協力NPO」より)
こういった原点をもう一度見直す機会になりました。
4.クラフトリンクレビュー
フェアトレード「クラフトリンク」事業の見直しをするにあたり、事業に関わりの深い連絡会の皆さまからの意見をいただきました。森田さんにファシリテーターを務めていただき、事前アンケートの結果報告、連絡会の関わり、委託販売についてなどが話合われました。
充実した1日を振り返り全てを通して、
「シャプラニールにとって国内活動は、現地の活動を支える重要な分野であるだけでなく、その名が示すとおり、「市民による」活動であるそのこと自体が、シャプラニールの存在意義である」(前述書籍より)
ということを、国内活動グループに従事する職員として、改めてかみしめました。
今後とも、各地の皆さまと共に、より多くの方にこうした活動を広めていければと考えています。