2022年12月3日(土)シャプラニール東京事務所の上にある早稲田奉仕園スコットホールにて、「50周年大交流会」を開催しました。
50周年記念のイベントして、式典・パーティー、シンポジウムを実施してきましたが、今回は、これまでシャプラニールに色々な形で関わってきてくれた方々と、堅苦しくない形でお祝いをしたい!ということで、交流会形式でのイベントを企画しました。
当日は、ボランティアや会員、支援者の皆さま、過去のスタディーツアー参加者の方、元/現スタッフなどなど、合わせて約100名が参加し、歴代駐在員によるトークプログラムや演劇、バンドの演奏、ベンガル語の詩の朗読、歌の披露などの文化プログラムが行われました。全体を通して和気あいあいとした雰囲気で進められ、アットホームな会となりました。
歴代駐在員によるトークプログラムでは、シャプラニール設立のきっかけとなった1972年のバングラデシュ復興農業奉仕団派遣当時の話から、2015年のネパール大地震緊急救援の話まで、復興農業奉仕団のメンバー、各年代の駐在員よりお話してもらいました。現地で活動する中で実際に目で見て、感じたこと、そして今だから話せることや、あの出来事をどう乗り切ったか等々、貴重な話を直接聞くことができました。
また、文化プログラムでは、1995年にスタッフとボランティアにより結成された「南風バンド」が20年ぶりに復活演奏を行い、ボランティアグループ「シャプラニール劇団」によるネパールのフェアトレードコーヒーを題材とした演劇の講演などがありました。なかでも、今回の「50周年大交流会」の実行委員長で会員の大出珠江さんによって作詞・作曲された50周年記念ソングの演奏は大いに盛り上がり、フィナーレでは会場にいるみんなで一体となって記念ソングを歌いました。
「♪南の風に光をみつけ 私は関り支え合う シャプラニールと共に これまでも そして これからも」
50周年記念ソングのこの歌詞が象徴するように、今回のイベントではこれまで関りを持ってくださった方との温かなつながりを再確認するとともに、これからもこのつながりが大きく広がっていく未来が確かにあるということを改めて感じることができました。
市民による海外協力の会として、多くの方々との「つながり」を大事にしながら、シャプラニールは今後もチャレンジを続けていきたいと思います。
「50周年大交流会」の実行委員長・シャプラニール会員 大出珠江さん作詞・作曲の50周年記念ソングはこちらで聴くことができます。
海外活動グループ 菅野冴花