こんにちは!コミュニケーショングループ インターンの黒瀬です。
3月25日(土)、ZOOMで実施された『バングラデシュの「今」を知る!』に参加しました。国際協力の入門講座って一体どういうもの?その様子をブログで紹介します。
お話してくれたのは高階職員。昨年出張してきた際の、現地のリアルな様子を伝えてくれました。
講座ではシャプラニールとバングラデシュの歴史や、「取り残された子どもたちへの初等教育支援」の活動現場のようすなどについて話がありました。
現地の生活に触れる
「バングラデシュってどこにあるの?」というクイズから始まり、現地の生活や文化について動画や写真を用いて紹介されました。バングラデシュの首都ダッカでは多くの人々が暮らしています。動画では、力車や車で渋滞が起きている様子が伝えられ、常にクラクションの音が鳴り響いていました。参加者の方からも「日本でもクラクション鳴らす車がありますが、バングラデシュは比じゃないですね」と渋滞に対する意見が交わされました。
一方で、農村部では綺麗な風景が広がっていました。バングラデシュの主食であるお米に関するクイズも行われ、参加者の皆さんも積極的に参加してくださいました。さらに、現地で使われている「クラ」や料理で使用される包丁を、実際に職員が紹介しました。ユニークな包丁が出てきた時は、参加者の方からも「初めて見ました!」というコメントが出され、とても盛り上がりました。
取り残されている子どもたち
参加者全員でバングラデシュへの理解が深まったところで、職員から現地の課題について語られました。
子どもたちが取り残されている現状が、主に2つ語られました。
1つは、サンタルという先住民の課題。もう1つは、河に囲まれた中洲(チョール)についてです。
少数派である先住民の子どもたちは、言語の違いから学校の授業についていくのが難しい状況があり、また、チョールでは交通アクセスの悪さによる慢性的な教師不足などが教育の質の低下につながっていました。実際のチョールの様子を撮った動画では、まるで海のように広がる大河の景色を見ることができました。
シャプラニールではこれらの課題について多方面から取り組んでいます。学校や地域住民、情勢や現地パートナー団体などとの活動について触れました。
「国際協力とは、誰も取り残さず居場所をつくること」これは海外だけでなく、日本国内においても共通の課題だと感じました。国際協力とは1つの大きな輪であり、シャプラニールは人との繋がりによって課題を解決していることを学びました。
講座とは、市民のみなさんとの学びの場でした
今回、国際協力の入門講座に参加させていただいたことで、現地の現状や多様性を学ぶことができました。また、職員の方のバングラデシュや現地での活動に対する考えも聞くことができ、インターンとして国際協力における視野を広げることができました。クイズや動画などを通して、参加者の方々と学びの場を共有できたことが嬉しかったです。
コミュニケーショングループ インターン 黒瀬夏子