世界的なCOVID-19感染症の流行は収束の兆しを見せていません。シャプラニールが活動するバングラデシュ、ネパールも大きな影響を受け、バングラデシュでは感染者460,619人、死者数6 ,580人、ネパールでは感染者230,723人、死者数1 ,454人に達しています。(2020年12月1日現在、WHOレポートより)
シャプラニールがバングラデシュの首都ダッカで運営している、家事使用人の少女を対象とした支援センターも2020年3月から一時的に閉鎖していましたが、8月より限定的に開所し、感染予防対策を徹底しながら一部の少女を受け入れています。
■家事使用人の少女への支援プロジェクト進捗はこちら
シャプラニールでは、COVID-19の影響で仕事を失ったスラム在住の家事使用人の少女たち、及びその家族を対象に、食糧・衛生用品の配布を行いました。お米約1,000kg、レンズマメ約200kg、砂糖約100kg、石鹸約200個など、両地域合わせて約100名の子どもたち、及びその家族に配布を行いました。配布を受けた家庭からは、「15日分ほどの食料になる。とても助かる」「感染リスクの高いスラム地域に住んでいる私たちを家に入れたくないと、雇い主に仕事を断られてしまった。収入が激減しているので、今回の配布はありがたい」などの声があがっていました。
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COVID-19感染症の拡大に伴い、貧困の拡大、児童労働の増加、教育格差の拡大など、既に存在していた課題がさらに深刻化しているという現状があります。また、社会から取り残される人々が増加し、孤立を深めるリスクにさらされています。シャプラニールは、こうした危機に立ち向かい、取り残された人々へ寄り添いながら活動を続けていきます。また、子どもたちが教育を受け、子どもらしい時間を過ごすことができる社会の実現を目指します。
シャプラニールでは、今週12月1日からマンスリーキャンペーン2020を開始しました。マンスリーサポーターとして、シャプラニールの活動を支えてくださる方を募集しています。わたしたちと一緒に、貧困や児童労働のない社会を目指していきませんか。
皆さまからのご支援が、働く子どもたちの希望になります。