シャプラニールが全国をまわり講演をする「全国キャラバン」。今年はネパールからクラフトリンクのパートナー団体WSDOの代表、ラムカリ・カドカ氏を招聘し、9月中旬から10月中旬にかけて、九州から北海道まで計17箇所にて講演を行いました。

「フェアトレードが変えるネパールの女性たちの暮らし」と題した今回の講演会では、ラムカリさんに、WSDOの設立当初の苦労話から、現在の生産者の様子、ネパール大地震後の状況、WSDOのかかえる今後の課題まで、示唆に富んだ多くの話をしていただきました。

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また、講演会と同時開催の「生産者体験ワークショップ」では、実際にWSDOの生産者が行っている「6つ編み」の技術を用いたキーホルダー作りを行い、一見簡単そうに見える作業の難しさや、わいわい作業する楽しさ、完成したときの喜びを体感していただくことができました。

受け入れてくださったのは、全国のフェアトレードのお店や、大学、シャプラニールの地域連絡会など。
1か月間のイベントでは、各会場の参加者の方々と本当にいろいろな出会いがありました。フェアトレードに対する思い、ネパールの女性たちのことを気にかけてくださる方々、など、どの場面を切り取ってもとても暖かく、大切な瞬間ばかりでした。

その中でも、特に印象的だったのは、ラムカリさんが講演会の中で何回も話していた「フェアトレードとは、単にものを売ったり買ったりすることではなく、生産者ひとりひとりの人生に寄り添うことです」という言葉です。40年間の思いがこの言葉に凝縮されているように思われました。

私たちも、つくり手と買い手をつなぐ役割をしっかり担い、生産者によりそった活動を、息長く続けていきたいと思います。今後ともお買い物を通じての海外協力にぜひご支援よろしくお願いします!

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最後に、今回の「全国キャラバン」実現にあたって多大なご協力をしてくださった受け入れ先の皆様や通訳の方々をはじめ、ご協力いただいた全ての方々にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

クラフトリンク スタッフ 平澤