「追い詰められている感じ」
子どもと離れ離れにならざるを得ない母親を演じた参加者の方はおっしゃいました。
つい、ストリートチルドレンと言うと、貧しいから路上で生活してしまうのだろうと
考えてしまいがちです。
でも、その原因は複雑で、家庭環境、社会における女性の立場などが入り組んでいます。
そういったストリートチルドレンになってしまう背景やストリートチルドレンの生活、気持ちを
ロールプレイで演じることで、体感しようというのが、7月25日の「もっと知りたい講座・ストリートチルドレン生きる力を持つ子どもたち」の
目的でした。
参加いただいた方は13名。スタッフ2名も参加しました。
最初はグループ(シーン別)に分かれて練習。
緊張気味だったものの、立って練習し始めるとなかなか楽しいもので、
会場はにぎやかに。
演じ終わった後に「自分がストリートチルドレンだったら何が必要だと思いますか?」
と、みなさんに聞いてみました。
みんな、ストーリーから想像したり、自分と重ね合わたりして、
「将来のための技術」「まずは食べもの」「安全な場所」「自分を守ってくれる人」「仲間」
などなどと挙げてくれました。
みなさんの言葉を聞き思ったこと。
「ああ、それらってバングラデシュの子どもにだけ必要なことではなくって、
日本の子ども、そして大人にも今必要なこととそのまま重なるなあ」
スタッフ勝井