みなさん、こんにちは。
ステナイ生活を担当している福間です。
17日(土)に新潟県燕市にある、小中川児童館に行ってきました。メンバーは、ボランティアの田中さん、ステナイ生活のアルバイトの高橋さん、私の3人です。
田中さんの車で、極寒の東京を出発!途中、雪景色に咲く桜、山々を見ながら、新潟へ!
実は、3月にも一度、田中さんには、児童書を1000冊ほど届けてもらいました。
3月に届けた児童書は、ブックオフコーポレーション㈱(以下ブックオフ)で大量在庫処分をする際にシャプラニールへ寄付してもらったものでした。
今回も、500冊ほどの児童書を届けました。
今回の本は、ステナイBOOKが紹介された新聞記事を読んで「処分してしまう児童書がある」ということでお問い合わせをいただいたご縁でつながった杉並区に住む方々からいただいたものでした。
杉並区の児童館や図書館から処分すると決まった児童書があり、それらをフリーマーケットで販売したが、それでも余ってしまった本があるということでした。
ステナイBOOKは、家庭やオフィスの本をブックオフに買い取ってもらうことで、その買取金額がシャプラニールへの寄付になるというプラグラムです。
図書館で使用していた本などは、残念ながら特別な加工や蔵書印が押してあるため、ブックオフでは買い取ることができないのです。
そこで、偶然、小中川児童館へ行くことが決まっていたこと、事務所から杉並区まで本を取りに行くことが可能だということで、捨ててしまうようであればご寄付いただければ、児童館へ寄付させていただきたいと申し出ました。
この日は、土曜日だったのですが、「ようこそ!児童館お楽しみ会」というイベントの日でした。
新一年生の子どもたちが児童館を知る、そして以前から通っている子どもたちとの交流会だったのです。子どもたちが30人ほど集まっていました。
私たちもイベントの開始に間に合うことができ、お楽しみ会に参加させてもらいました。
手作りの名刺を交換して、自己紹介(写真右、赤い上着の方が館長の大橋さん)。
そのあとは、子どもたちのグループに混ぜてもらい、児童館探検クイズに挑戦!
この児童館の館長を務めている、大橋さんには、2009年11月のシャプラニールの講演会にパネリストとしてお越しいただきました。そのときに、小中川児童館では、建設費が予想以上にかかってしまい、本をはじめとする文房具などを購入することができなかったというエピソードを聞いていました。ブックオフから処分する本の話をいただいたときに、空っぽの本棚がある児童館の話をボランティアの田中さんが思い出し、本を届けるアイディアを提案してくださったのです。
下の写真が空っぽだった本棚です。
3月に届けた本がきれいに整理され、本棚が埋まっていました。
同じ本が何冊があるので、それらは「シャプラニールから寄贈」というシールを貼って、近隣の児童館へご寄付してくださるということでした。
寄贈した本の中には、昔から読まれている名作シリーズや、懐かしいものもたくさんあり、先生たちも大変喜んでいるとのことでした。
本が好きな子どもは、好きな本を手にとって読んでくれているようです。
捨てられてしまえばもう役立つことのなかった本が、こうして、もう一度誰かの手に渡って読まれるようになり、よかったなと心から思いました。
本を選んでくれたシャプラニールのボランティアさん、新潟行きを発案し車を運転してくださった田中さん、本をくださったみなさま、役立ててくださっている小中川児童館のみなさま。
みなさんに感謝しております。
いろいろな人の気持ちをつないでいくこと、動こうと思ったときには動ける行動力を大切にしたいなと思いました。
小中川児童館のみなさん、ありがとうございました!!またお会いできる日を楽しみにしています。
国内活動グループ ステナイ生活担当 福間あき子