こんにちは!広報インターンの岡です。
7月31日にオンライン講座シャプラバ!「国際協力入門講座~ここからはじまるあなたの国際協力~」を開催しました。私はバングラデシュとネパールには実際に行ったことがないため、より深くシャプラニールの事業地について知るためにオンラインにて参加してきました!今回はその様子と、学びや感想をお伝えします。
ネパールとバングラデシュの文化
今回の講座では、広報グループの長瀬が講師を務めました。まずはシャプラニールのこと、バングラデシュとネパールの食文化や言語、街並み、社会問題など幅広く紹介しました。
入門講座ということもあり、若い世代の参加者がとても多く参加していらっしゃいました!
「シャプラニールとは?」「バングラデシュ、ネパールはどこ?」「どんな食文化?」「ネパールに多いモノとは?」「どんな街並み?」など、現地のさまざまな文化や生活に関する知識を、クイズ形式で学んでいき、とっても楽しかったです。(参加者の皆さんの正解率の高さには驚きです!)
私自身、ここでのインターンを通じて、バングラデシュやネパールの社会課題やシャプラニールについては学ぶ機会が多くありました。しかし、現地の人々の食文化や街並みなど、行ったことがある方だからこそ感じたことや情報は、このような機会でなければ知ることができなかったので、とても充実した時間でした。
児童労働問題について
異文化疑似体験をしたところで、次に「児童労働」の問題に関して学びました。
世界に1億6000万人いるとされる児童労働者。日本の人口よりも多いと考えると、その課題の深刻さがより理解できます。バングラデシュでは170万人以上(2013年)、ネパールでは700万人いる子どものうち108万人(2021年)の児童労働が存在すると言われています。今回の講座では、家事使用人として働く少女たちを事例に、児童労働についてじっくり考える機会になりました。
そして最後には、国際協力への関わり方が多様化していることを学ぶことができました。寄付や会員になる、マンスリーサポーターになる、ステナイ生活に参加するなど、私たちがシャプラニールを通じてこの社会課題に対してどう携わることができるのかを紹介しました。
最後の質問タイムでは、シャプラニールの取り組みによってどんな変化が生まれたのかや、現地とのニーズのギャップなどを感じた経験はあるかなどの質問があり、さまざまな関心を持っていると感じました。
【参加者の声】(一部ご紹介します。)
・海外支援とは、こちらが思い描いた支援のかたちではなく、しっかり現地のニーズや周辺の環境などを把握したうえでないと、本当の意味での協力とはならない、ということ、すごく胸に染みました。
・自分より幼い少女たちが毎日重労働をしていてとてもやるせない気持ちになってしまった。国際社会を知った気でいたが、このような問題に目を背けていたところもあったのでこれからはこのような問題にもしっかりと向き合い、自分にできる支援をしていきたいと思った。
・国際協力やボランティアは良くも悪くも現地のコミュニティを変えることになり、スタッフが負傷する事件*なども起こってしまった。そのようなことを起こさないために、現地の人々と一緒に考える、当事者主体の活動にするというお話が印象的だった。*1977年の出来ごと。詳細はこちら「シャプラニールの歴史・駐在生活のはじまり~日本人が主役の支援活動という失敗~」を参照ください。
今回の講座を通じて、私自身バングラデシュとネパールへの関心が高まりましたし、同時に国際協力のあり方や自分が将来どう関わっていきたいのかを今一度考える機会になりました。そしてより一層現地に行ってみたい気持ちが強くなりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
広報グループインターン 岡