先週、「Fair Trade Festival 2017 第8回フェアトレードまつり~お買いものでできる国際協力~」に行ってきました。栃木県宇都宮市で開催された、人にも、地球にも優しいフェアトレード産品や有機野菜など、地産地消の品々を楽しみながらゆっくり、ゆったり、みんなが元気になるイベントです。
開催には、まちなか・せかいネット‐とちぎ海外協力NGOセンターが中心となってり、多くの市民がボランティアと行われました。宇都宮大学国際サークル・KAKEHASEEDSのみなさん(毎年クラフトリンクの委託販売に協力いただいています)やシャプラニールとちぎ架け橋の会代表の吉田ユリノさん(シャプラニールの初代バングラデシュ駐在員)など、多方面の方が運営に関わっています。地域を理解し、地域でフェアトレードを広める取り組みは、個人と個人の協力が一つの大きなイベント開催につながった、ことを実感しました。
写真はプレイベントとして行った、パッチワークの完成品です。小さな布でも、提供してくれた人々の思い出がつまった貴重な一枚です。ユリノさんは、バングラデシュで買ったというノクシカタや民族衣装のサロワ・カミューズ修繕しながら着ていた衣類など、まだ手元になった布を使用したと楽しく話してくれました。
会場は、人通りも多い商店街の真ん中にあるパフォーマンスステージで、朝から民族舞踊の紹介、歌やダンス、ファッションショーなどが行われ、サブステージには「世界を考える若い力」と題して大学生によるフェアトレードのトークも開催されました。当日は、学生やKAKEHASEEDSのOBもボランティアとして参加している姿を見て、次世代が取り組みが目立ちました。地域の若い力が輝いていました!このイベント開催に向けて、吉田ユリノさんを中心に学生たちとミーティングを重ね、個人や団体を歩いて尋ねスポンサー探しを行ったそうです。
その他のブースでは、フェアトレード食材を使った食べ物や雑貨ブース、地域野菜の直販、子どもたちに楽しくフェアトレードについて学べるブースなど、一日たっぷり満喫できるイベントでした。また、今年発売したクラフトリンクのネパール産コーヒー「太陽とヒマラヤの恵みハニープロセス珈琲」を他のコーヒーと飲み比べのできる試飲ブースを発見!冬空の下で飲むコーヒーは格別に美味しかったです。
このイベントを通して市民の活躍とつながり、特色ある地域になっていくと思いました。そして、それに若い学生たちの力がより魅力ある活動になっていくことに嬉しく、楽しく思えました。来年の開催も楽しみにしています。
スタッフ 長瀬