バングラデシュを訪れると、美味しい魚カレーを思う存分に堪能することができます。この国では川や池が多く、海魚よりも淡水魚が一般的です。その種類は多く、日本ではあまり食べない鯉やナマズなども味わうことができます。
魚を養殖するための溜め池
網を引き上げる様子
出張でバングラデシュ南西部のバゲルハット県を訪れた際の宿泊先で、村人達が庭の池の魚を獲っている場面に遭遇しました。水産学部出身の事務局長も、思わず参加。7,8人がけで大きな網を持ち、腰辺りまでどっぷり水につかりながら池の中に入っていきます。それぞれゆっくり進んでいき、池に網を広げ、そのあと徐々に引き上げていきます。網の中をのぞくと、ぴちぴちした魚が数十匹つかまっていました。小魚ではなく、池の中で元気に育った立派な魚です。その日とれた新鮮な魚は、美味しくカレーでいただきました。
予想以上の収穫にみんな大喜び
食卓に並ぶ数種類の魚カレー
文/写真 峰ヤエル(海外活動グループ)
>この情報は会報「南の風」293号(2021年9月発行)に掲載しました。