シャプラバ!
「シャプラバ!」は、シャプラニールをさまざまな形で支えてくれる皆さまの、
シャプラニールのとのかかわりや海外協力への思いなどをご紹介します!
学生賛助会員 羽山陸斗さん
私は現在、国際シェアハウスに住んでいます。そこで職員の鈴木さんと知り合い、シャプラニールのことを知りました。中学2年生の時に国際協力機構(JICA)の教員実習でセネガルに渡航した経験を持つ先生の授業を受けたことをきっかけに、国際協力に関心を持つようになりました。大学入学後も青年海外協力隊やJICA職員の方と関わる中で、さらに国際協力への関心が高まり、シャプラニールの活動に共感して学生賛助会員という形でシャプラニールに関わることを決めました。
2021年3月にシャプラニールが主催した学生対象のオンライン連続講座「援助しない国際協力って?」にも参加し、NGOの役割や在日ネパール人の方々が抱える課題、フェアトレード、国際協力分野のキャリアについてさまざまな経験を持つ講師の方々から話を聞きました。特にフェアトレードの回に参加して、これまでよく知らなかったフェアトレードについて理解を深めることができました。また、フェアトレードタウン(注1)という認定制度について初めて知り、私の地元札幌が認定都市だったことに驚きました。講演に参加した後に、小さなアクションを起こし、私の友人にフェアトレードショップリスト(注2)について紹介したところ、普段からフェアトレード品を購入する彼女は、とても喜んでいました。 小さな力ですが、これからも自分の周りのコミュニティにフェアトレードを広めていきたいと思います。今回の講座を通じて国際協力について知り、理解を深め、行動に移すことができ、自分自身が成長する機会になりました。普段の生活の中でできる方法で、今後も国際協力に関わり続けたいと思っています。そのため、シャプラニールが目指す「市民による海外協力」というビジョンにも強く共感しています。
私がシャプラニールに出会ったように、国際協力に関心を持つ若い世代に向けて、もっとシャプラニールの活動について発信してほしいと思っています。そして学生など、興味を持った若い世代を巻き込み、市民による海外協力というコミュニティがより活性化していくことを期待しています。
語学留学先のフィリピン・セブ島にて
<注釈>
注1)市民、行政、企業、商店、学校などが一体となり、まちぐるみでフェアトレードを推進する運動のこと。日本国内には現在、6つのタウンが認定されている。
注2) 全国でフェアトレード商品を取り扱うお店を紹介するプラットフォーム。
会報「南の風」293号掲載(2021年9月発行)
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