シャプラバ!
このコーナーではシャプラニールをさまざまな形で支えてくれる皆さまの、シャプラニールとのかかわりや海外協力への思いなどをご紹介します。
情報労連 太田 佳織さん
インタビュー/ダハルスディプ(国内活動グループ)
情報通信関連の労働組合を中心に、さまざまな分野の組合が加盟する「情報産業労働組合連合会(情報労連 )」の皆さま には2019年から「ステナイ生活」の書き損じハガキキャンペーンにご協力をいただいています。今回は中央執行委員の太田佳織さんにお話を伺いました
どのような社会貢献活動に取り組んでいますか?
情報労連では、書き損じハガキ回収活動のほかにも、①環境課題への取り組み、②情報労連「愛の基金カンパ」、③プルタブ回収活動などを行っています。①は、組合員に身近な環境問題を考える取り組みとして、毎年5月を中心に、全国47都道府県で清掃活動や学習会等を実施しています。②は、毎年、組合員より募ったカンパを、災害復旧支援や組合員が関わる社会貢献活動へ助成しています。③は、情報労連の全国19万人の結集力を生かし、誰もが気軽に参加・継続できる社会貢献活動として通年的に取り組んでおり、これまでに車椅子21台を社会福祉施設等へ寄贈しています。(800㎏がアルミ製車椅子1台に相当)
協働のきっかけを教えてください。
情報労連は、世界中の飢餓や貧困に苦しむ開発途上国の人々に対する支援を目的として、2002年から書き損じハガキ回収活動を実施してきました。2019年に新たな連携先を探していたところ、シャプラニールとのご縁をいただきました。
職員や組合員の反応はいかがでしょうか?
き損じハガキ回収活動は、情報労連として約20年の活動実績があり、組合員に身近で参加しやすい社会貢献活動として定着しています。回収時期は年賀ハガキを意識して1月~3月に設定していますが、多くの加盟組合では通年的に回収活動を行い、1年分の回収物を指定時期に送付するというサイクルが確立しています。
シャプラニールに期待することとは?
「ステナイ生活」での回収対象品目が多くあることも組合員にとってはメリットの1つになりますので、今後は衣類や家電なども検討していただけると有難いです。組合員一人ひとりが、本回収活動を通じてバングラデシュやネパールの人々に想いを馳せ、寄り添うきっかけになるよう、回収の呼びかけに留まらずシャプラニールの活動を積極的に情報発信していきたいと思います。
会報「南の風」298号掲載(2022年12月発行)