バングラデシュを代表する映画監督のタンヴィール・モカメル氏(Mr. Tanvir Mokammel)は、1996年から130名ほどを招いてきたアジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム(ALFP)の関連事業のために短期間来日されます。この機会に、バングラデシュや南アジアに関心の高い方をお招きして、氏の最近作「Jibondhuli (The Drummer、ドラマー)」を鑑賞した後、氏と対話の機会を持ちます。
言語:映画はベンガル語で英語字幕付き、対話は逐次通訳付き
参加費:無料
日時:2020年1月24日(金)18:00~21:00(18:00に上映開始、対話は19:30から)
場所:聖心女子大学グローバルプラザ(4号館)3F、ブリット記念ホール
申し込み:事前に以下にお申し込みください。
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主催:聖心グローバル共生研究所
共催:ALFP(国際文化会館・国際交流基金アジアセンター共催事業)、日本バングラデシュ協会、シャプラニール=市民による海外協力の会
「Jibondhuli(The Drummer、ドラマー)」の紹介(上映時間は90分)
During the liberation war of Bangladesh against Pakistan in 1971, Jibonkrishna Das, a poor lower-caste Hindu drummer, was eking out a living with his wife and two children. Being lower-caste, Jibon was subjected to all kinds of humiliation both from his Muslim neighbours as well as by the upper caste Hindus.
When Pakistan army occupied Jibon’s village, Jibon along with others, tried to flee to India. On the way, members of his family were killed in a massacre. Jibon survived, and after roaming around the war-ravaged countryside, finally returned to his native village which was then being ruled brutally by the Razakars, an Islamic auxiliary force collaborating with the Pakistan army. The commander of the Razakars spared Jibon’s life on the condition that he had to play drum for his marauding force. Jibon’s situation became very ironic until the Bengalee freedom fighters arrived.”
タンビール・ムカッメル氏紹介
1954年生まれの氏は、ダッカ大学で英米文学を専攻後、進歩派ジャーナリストとして活躍。その後、社会活動家としてバングラデシュ全土の貧農を組織してきました。チッタゴン丘陵地帯の先住民族と入植者との対立を描き、バングラデシュ国内では上映禁止となったドキュメンタリー『コルノフリの涙』、バングラデシュの衣料工場で働く若い女工たちを撮った『ガーメント・ガールズ』など、これまでに数々の長編映画とドキュメンタリーを製作し、その社会性の高いテーマに対する国内外から高い評価を得ています。作家としても多才で、新聞への寄稿のほか、詩、短編小説、文芸批評など数多くの作品を執筆されています。主著に、Syed Waliullah, Sisyphus and Quest for Tradition in Novel(バングラデシュの著名な作家Syed Waliullahの小説や短編の批評)、A Brief History of World Cinema(世界映画の歴史)、The Art of Cinema(映画における美学についてのエッセイ集)などがあります。
参考: https://en.wikipedia.org/wiki/Tanvir_Mokammel