10周年を迎えたジュマ・ネットと合同で勉強会を行います。各回の講演・対談後にグループに分かれて意見交換の場を設けています。参加者の自由な発言と対話を通じてより深く学びあうことを目的としています。ぜひご参加下さい。
●第1回●
民族対立の中での開発支援の可能性を問う
債務労働者「カマイヤ」となったネパールの先住民族タルーと、和平協定が実施されぬまま土地を追われるバングラデシュ、チッタゴン丘陵の先住民族ジュマ。彼らへの支援の取り組みを振り返り、開発支援のあり方やNGO の活動を問い直します。
【日時】2012年6月30日(土)14:00~17:00(開場13:30)
【会場】早稲田奉仕園(セミナーハウス6AB)
【内容】
<第1部>
権利は開発支援でどこまで促進できたのか~ネパール、カマイヤの事例から~
問題提起: 定松 栄一さん(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局次長)
<第2部>
土地収奪の中で開発支援は可能か~バングラデシュ、チッタゴン丘陵の事例から~
問題提起:下澤 嶽(ジュマ・ネット 共同代表)
聞き手:白幡利雄(シャプラニール海外事業担当)
【講師プロフィール】
定松 栄一さん
1992年~1998年にシャプラニル駐在員として、ネパール先住民族の債務労働者カマイヤへの支援活動に関わる。その時の経験をもとに、開発援助と人権問題との関係についての考察を「開発援助か社会運動か」(コモンズ、2002)としてまとめた。現在は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局次長(事業担当)を務める。
●第2回●
人権を優先する開発支援とは何か
~エンパワーメントの再確認~
NGO が権利ベース・アプローチの視点から途上国の開発支援や平和構築を実践していくためには何が必要か。先住民族や現地政府、海外NGO など、様々なアクターとの関わりを通して、これまでの成果と課題を多層的に浮かび上がらせ、いま持つべき視点を考えます。
【日時】2012年7月14日(土)14:00~17:00(開場13:30)
【会場】早稲田奉仕園(You-I ホール)
【内容】
<対談>
古沢 希代子さん(東京女子大学教授)×大橋 正明(国際協力NGOセンター(JANIC) 理事長)
★シャプラニール若手スタッフも議論に参加予定!
司会:下澤 嶽
【登壇者プロフィール】
古沢 希代子さん
国際東ティモール連盟(IFET)の設立にもかかわる。1999 年の国連による住民投票では選挙監視ボランティア、騒乱後は日本のNGO の合同緊急救援プロジェクト(PPRP)の諮問委員。独立後は、NGO として人権活動を続ける一方、東ティモール政府の首相府平等推進室や農漁業省計画政策局でアドバイザーを務め、現在はかんがい開発や土地問題の調査研究を行っている。
大橋 正明
恵泉女学園大学教授、国際協力NGO センター理事長、シャプラニール副代表理事。
【参加費】
500円/回
【定員】
40名
【お申し込み方法】
以下のお申し込み先まで、お名前、 ご連絡先 、参加日(6/30、7/14、両日)をお知らせ下さい 。
【お申し込み先】
ジュマ・ネット事務局(火~土 10時~18時)
電話/FAX. 03 -3831-1072
Email. jummanet@gmail.com
〒110 -0005 東京都台東区上野 5-3-4 クリエイティブ One 秋葉原ビル 6F
6/30、7/14