201005271445.jpg~Garment Girls of Bangladesh~ 
「バングラデシュの衣料工場で働く若い女工たち」

バングラデシュ映画協会連盟 ドキュメンタリー部門最高賞受賞(2007年)
タンヴィール・モカメル監督(Tanvir Mokammel)

シャプラニール地域連絡会大阪では、タンヴィール・モカメル監督ならびにCSOネットワーク
(日本語訳制作)のご厚意で、2007年バングラデシュ映画協会連盟ドキュメンタリー
部門最高賞を受賞した「Garment Girls of Bangladesh」(バングラデシュの衣料工場
で働く若い女工たち)の上映会を開催します。

日本や欧州で売られている衣類の生産委託工場はバングラデシュにシフトしており
この映画では、特に工場で働く若い女性に焦点を合わせ、工場での問題点を浮かび
上がらせると同時に、安価な商品を求める私たち消費者にも問題提起しています。

ご参加をお待ちしております。

【開催日】2010年6月27日(日)
【時 間】14:00開場、14:30上映開始(上映時間約60分)
【会 場】大阪市立生涯学習センター メディア研修室(大阪駅前第2ビル5F)
    http://www.osakademanabu.com/umeda/
【参加費】300円(部屋代として)
【定 員】24名
【お申込】シャプラニール地域連絡会大阪 080-4028-6744(遠藤)
 osaka@shaplaneer.org (@を半角にして送信してください)
【当日連絡先】080-5350-6800(ひげ)
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★映画のあらすじ★
 あなたの洋服箪笥のなかには、バングラデシュ製のGパンやTシャツが吊りさがっ
ているのではないでしょうか。バングラデシュは、今や世界に名だたる衣料品の
貿易国です。1970年代初頭にゼロからスタートし、現在では数十億ドル規模の
産業になるまで発展しています。約200万人を雇用し、その85%が女性です。
1000万人にいたる人々の生活がこの産業で支えられているといわれています。

 このすさまじい成長ぶりは、1974年の繊維品の国際貿易に関する取り決め
(多国間繊維取り決め:Multi- Fiber Agreement)によって可能となりました。
この取り決めにより、旧来の生産国よりも新興の生産国の産業育成が保護される
ようになったのです。通貨流通量だけでみると、繊維産業はバングラデシュの
最大の輸出産業であるばかりでなく、輸出所得の76%をしめるものです。

 しかし、明るい話だけではありません。衣料工場での火災や崩壊事故による死者
の数は、これまでに3000人にのぼっています。賃金はもっとも低い水準で、賃金、
保険、安全面等、労働者の不平不満は絶えません。

 ベンガル地域は、17~18世紀にかけて、繊維産業で栄えたところです。
昨今の産業の興隆を契機に、将来に向けて持続的かつ国際貿易の新しい
規範に耐えうるような産業形成が出来るのか、このフィルムは問いかけ
ています。
(本映画冒頭部分:モカメル監督HPより、日本語訳はCSOネットワークより引用)

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