2017年10月4日(水)に藤﨑文子職員から届いた現地の最新情報をお伝えします。
2017年9月28日に訪問した、バングラデシュ国境近くのテクナフ郡シャムラプールを10月4日に再訪しました。
前回とは異なり天候が回復。
強い日差しの中日傘をさして男女別に並んで登録を待つ人たちがいました。
配布物資を受け取る人が並ぶための列、ベンガル語で「男性」と「女性」と記された看板が設置されていました。近くにいた若い男性に何が書いてあるか尋ねたのですが、「わからない」とのこと。ロヒンギャの多くは字の読み書きができないだけでなく、ミャンマーで使われている文字とは異なるベンガル文字であるため、判読できる人は限りなく少ないと思われます。
配給された食料の内容は、油、粗びきの小麦粉、砂糖など。下記右下写真の年配の男性はスジ(粗びきの小麦粉)など食べたことがない、と言っていました。そもそもこの男性は、パッケージのベンガル語と英語表記が読めず、塩が入っていると思っていたそうです。あたりまえのことなのですが、緊急支援であっても支援を受ける側の生活スタイル、ニーズにあわせた支援内容を短時間で見極めるかが非常に重要と感じます。
ロヒンギャの女性の多くがブラウスとロンジ―(腰巻)を日常着としています。そのため、サリーを配布しても着用されずに捨てられているということも聞いています。
(10月4日シャムラプール再訪 後編はこちら)
シャプラニールでは、日々状況の変わる現地で有効な支援を行うためのさらに調査を現在行っています。(現在行っている支援はこちら)
引き続き、募金および情報シェアのご協力をお願いします。
また、チラシを作成しましたので、ぜひ学校・職場・地域での募金呼びかけご協力をお願いいたします。
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