シャプラニールは9月下旬の物資配給支援、10月上旬から進行中のクトゥパロン難民とバルカリ難民キャンプの2つの難民キャンプでの物資配布(現在進行中)に続き、モイナールゴナ難民キャンプでさらなる支援に向けて動いています。
この度、いち早く現地で活動を開始した日本のNGOジュマ・ネットを通じた9月下旬の物資配給支援が10月15日に完了いたしましたのでご報告いたします。
ジュマ・ネットの現地パートナーAPCD(Association for Pisciculture and Cattle Development)は、10月15日に1000世帯のロヒンギャ難民を対象にした食料配給を、コックスバザール県ウキア郡のバルカリキャンプで実施しました。
今回の対象となったのは、8月以後新しく難民となった人々ばかりです。ひとつひとつのパケットには米が9キロ、圧縮米が2キロ、ジャカイモ2キロ、砂糖1キロ、ビスケット1袋と塩が入っています。5人家族であれば約1週間程度の食料となります。
現地ではまだ食料配給は充分ではありませんが、配給システムと管理は向上しつつあることを感じました。ウキア郡には「配布管理センター」があり、そこで受付し、配給の場所や日時、受けと難民の選定をしています。配布した証明書にも、確認をしたのちサインをしてくれます。今回も配布時に軍人が立ち会ってくれました。こうした政府の仲介と調整が機能し始め、徐々にですが支援活動は効果的に動き出しています。現場では赤十字や国際NGOの医療サービスも始まっていますが、全体の支援量はまだまだ少ないと感じています。(報告:ジュマ・ネット)
シャプラニールでは、日々状況の変わる現地で有効な支援を行うための調査を引き続き行っています。
引き続き、募金および情報シェアのご協力をお願いします。
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