6月12日の児童労働反対世界デーに向け、シャプラニールが参加するネパールの児童労働撲滅へ向けた取り組みを行う国際機関や国際NGOのネットワーク、Inter Agency Working Group on Child Labour(以下、IAWG)で共同メッセージを発信いたします。
シャプラニールカトマンズ事務所では、昨年からIAWGに参加し、ネパール政府の児童労働撲滅へ向けた10カ年国家計画の策定作業などに取り組んでいます。
この度の共同メッセージの発信においては、シャプラニールが取りまとめを行いメッセージを伝えるチラシを作成しました。
今年ILO(国際労働機関)が定めている児童労働反対世界デーのメッセージは「IN CONFLICTS AND DISASTERS, PROTECT CHILDREN FROM CHILD LABOUR」、紛争・災害時において子どもたちを児童労働から守る、という訴えです。
ネパールでは過去マオイストによる反政府ゲリラ活動が活発化した際、子どもがマオイストの兵士として闘争に参加したり、戦禍から逃れるために村を離れ都会で児童労働に陥る子どもたちが多数いました。また、2015年に発生したゴルカ地震の後、被災した村を離れ都市へ避難した子どもたちがやはり児童労働に陥り、またインドやその他の国々へ人身売買されたり、といった状況が発生しました。
今回のメッセージの中では、このような状況を見過ごすわけにはいかない、子どもたちの権利を守る責任を負う社会の一員として行動しよう、という呼びかけを行います。
チラシはIAWGのメンバー団体が活動地域や関係者へ配布するともに、6月12日に政府主催で開催されるラリーでも配布される予定です。
■児童労働反対世界デーへ向けた共同メッセージのチラシ
■フライヤーPDF版
・英語版:チラシ(PDFにリンクします)
・ネパール語版:チラシ(PDFにリンクします)