シャプラニール事務局次長の藤﨑が9月27日に難民が押し寄せる地域に入りロヒンギャの人々や現地支援団体などから直接話を聞く中で、米以外の食料が不足しており、特に乳幼児の間で栄養不足が懸念され、栄養価の高い食べ物が必要とされていること、また衛生環境が悪く感染症が懸念される中、殺菌能力の高い石鹸などの生活用品の必要性が高いことが分かりました。
よって、シャプラニールは以下の追加支援を開始いたします。
<支援の内容>
対象地域:
バングラデシュ コックスバザール県ウキア郡クトゥパロン難民キャンプ、バルカリ難民キャンプ
対象者:700世帯(約4,900名)
活動内容:
食料(乾燥米、ビスケット、粉ミルク)、生活用品(殺菌性の高い石鹸、シラミ取りシャンプー)、仮設テントに必要な資材の配布
活動パートナー団体:
ARF(Asian Resource Foundation)タイ・バンコクに本拠のあるNGO。6カ月前からロヒンギャ難民のキャンプで食糧や衣料の配布など支援活動を続けている。
今回の緊急救援は、難民の生活状況やニーズは自然災害の被災者と似ているものの、移動を続ける難民がいたり現地の支援状況、支援を取り巻く政治環境も刻一刻と変わったりと置かれた状況が複雑です。
支援に入るタイミングや方法の見極めは非常に難しく、今後も現地状況を確認しながら支援して参ります。何卒、皆さまのご支援を宜しくお願い申し上げます。