この度、2019年度会員総会をもって、シャプラニールの代表理事が交代いたしました。退任のご挨拶を前代表理事・岩城幸男より、就任のご挨拶を新代表理事・坂口和隆よりご報告いたします。


退任のご挨拶
多くの皆さまに支えられ、代表理事としての任期を全うし、無事に坂口代表理事にバトンを引き継ぐことができたことに感謝申し上げます。ネパール大地震やダッカテロ事件だけではなく、毎年のように大小さまざまな事件や問題が発生し、組織を維持するだけではなく、そこで働く職員と支える方々の気持ちを一つに纏めていくことの難しさを痛感した6年間でした。1972年の活動開始以降、多くの先輩方の尽力により続いたシャプラニールの活動を次に繋ぐ一端を担えたことを誇りに思います。

そして、社会も大きく変わりました。途上国の貧困がフォーカスされていた時代から、先進国内でも格差が広がり、気候変動や環境破壊の影響が地球全体に及んでいます。このような中、同じ地球に生きるパートナーとして市民レベルで課題解決に取り組むシャプラニールの活動が増々広がっていくことを心から願っております。

2019年7月1日
シャプラニール前代表理事 岩城幸男


就任のご挨拶

この度、岩城幸男の後任として代表理事に就任いたしました。シャプラニールとのかかわりは90年に当時取り組んでいたバングラデシュの識字学級を日本国内で紹介するボランティアグループからで、事務局スタッフ、役員と立場を変えながらもかれこれ30年近くとなります。その間、私自身は、NPOや市民活動の組織基盤強化の仕事に就いたり、地元で仲間とともに子どもを支援するNPOを立ち上げて活動したりしてきました。どんな活動にかかわっても「さまざまな課題を社会全体の問題と考え、社会全体が当事者であると捉える」というシャプラニールの当事者主体の原則はたいせつであると実感しています。

あと数年でシャプラニールは50周年を迎えます。より多くの市民が当事者として行動する社会を実現に向けて、これからも会員の皆さまとご一緒に活動を進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2019年7月1日
シャプラニール新代表理事 坂口和隆

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これからも皆さまのご理解と変わらぬご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(左:前代表理事 岩城幸男 右:新代表理事 坂口和隆)