みなさんこんにちは。国内活動グループインターンの金子です!
先日、シャプラニールでは、東京都豊島区にある池袋小学校にてSDGsに関するプログラムを実施しました。プログラムの概要や当日の様子をご報告いたします。
小学生でSDGs?
2015年、この世界を持続可能なものとするために世界共有の目標としてSDGs(持続可能な開発目標)が合意に至りました。2030年の目標期限まで10年を切った今、政府や組織だけでなく個人レベルでの取り組みも重要となっています。
これからの未来を担う子どもたちにもSDGsを知ってもらい、自分たちの住む地域の中で行動につなげてほしい、そんな思いをこめてこのプログラムは発足しました。今後およそ半年間にわたって池袋小学校のみなさんとプログラムを進めて参ります。
みんなで楽しくビンゴゲーム!
プログラム当日は3~6年生を対象に1学年ずつ授業を行い、ご家族や地域の方も参加してくださいました。まずはSDGsを身近に感じてもらおうとビンゴゲームを使ったアクティビティを実施!体育館を歩き回りながらビンゴシートのマスに書かれた質問をしあい、答えを書いてマスを埋めていくというものです。
すべて異なる人に質問する、大人と子どもでペアになって対話するというルールの下で、子どもたちは普段話さないような大人の意見も聞くことができました。逆に普段からSDGsについて学んでいる子どもたちに比べて案外大人の方が知らない、なんてことも…!
新しい発見がいっぱい!?
20分ほどアクティビティを楽しんだ後は全体でみんなの意見を共有!子どもたちは積極的に挙手をして驚いたことや面白い意見を共有してくれました。興味のあるSDGsの番号も、地球をよくするために取り組んでいることも人それぞれで、個性の光る回答が続々!「この町でずっと残したいものは池袋小学校!!」と元気に答えてくれる子がどの学年にも大勢いて小学校への愛を感じる一方で、地域のごみ問題が気になるといったマイナスな意見も多数。
どうしたら自分たちの町やこの世界の問題がよくなるのか、という問いかけには口をつぐんで考えこんでしまう子どもたちが目立ちました。学んだことをどのように自分ごととして捉え、行動につなげていけるのか、が今後の課題のようです。
イベントを終えて
自分たちの住む地域について一緒に考えてみたことで、子どもたちにはSDGsがより身近なものだと感じてもらえたのではないかと思います。学年が上がるにつれて、出てくる意見も少しずつ大人びており、小学生という未来を担う世代が日々新たなことを吸収しているのだと感じました。
また、だからこそ、今回重要視した「大人と子どもが一緒に学ぶ」ことには大きな意義があったのではないかと思います。「子どもたちの率直な意見や疑問から色々と考えさせられた」という参加者の意見も多く、年齢の垣根を越えた学びの場を作ることができました。
今後も内容を少しずつレベルアップしたり、より主体的な学びを得たりするための工夫したプログラムを考えていく予定です。このブログを読んでくださったみなさまも、ぜひSDGsを振り返るきっかけにしていただければと思います。
国内活動グループ・インターン 金子