シャプラニールの活動は全国の会員のみなさん、ボランティアさんなどさまざまな方に支えられています。また、企業と連携することで新しい流れが生まれています。さまざまな形でご協力いただいている企業や団体の活動にスポットをあて、ご紹介するこのコーナー。今回は、昨年子どもたちへの支援になればと寄付をいただいた株式会社ミナトマネジメントの代表取締役の倉本さんほか社員のみなさんにお話を伺いました。

虎ノ門にある素敵なオフィスで社員のみなさんと。前列中央が倉本社長、右端が杉江さん、後列左が加藤さん。社員のみなさんの笑顔がとても印象的でした。

虎ノ門にある素敵なオフィスで社員のみなさんと。前列中央が倉本社長、右端が杉江さん、後列左が加藤さん。社員のみなさんの笑顔がとても印象的でした。

―どんな会社なのか、教えてください。

倉本:ミナトマネジメントはファンドの管理運用会社で、投資家から資金を預かりそこから利益を生み、分配するのが仕事です。 “ファンド”というとハゲタカのようなイメージがあるかもしれませんが、私たちは短期的な利ザヤを稼ぐ「濡れ手に粟」のような商売ではなく、世の中に役に立つ投資活動をめざしており、太陽光発電や船舶などインフラへの投資を主に行っています。「嘘をつかないこと」がポリシーのひとつであり、それによって信頼も得られ、顧客との継続的な関係を築くことができていると思います。

―今回、シャプラニールを寄付先として選んだ経緯を教えてください。

倉本:会社のあり方として、社会貢献をしなければならないと以前から考えていました。ある程度の余裕ができ、自社のブランディングを考えるようになって、自分たちがやれることは何だろうか、と考え始めたのです。顧客と距離が近いところでビジネスをやってきた私たちだから、距離感の近いところへ寄付をしたい、根を張った活動に役立ててほしい、と社員みんなで検討しました。そんな時に以前の同僚だった岩城さん(シャプラニール代表理事)が、NGOに関わっていたことを思い出し、相談したのです。

―寄付先として他にもアイディアはあったのでしょうか。

社員・加藤さん:はい。最初は「海外に学校をつくろう」と考えました。しかし、学校を建ててもその後の運営を継続させることは大変だとわかり、そのアイディアは断念。他にも猫の里親活動や、子ども食堂など日本における子ども支援の活動に寄付してはどうか、という意見もありました。

社員・杉江さん:私は、「寄付先は信頼できるところがよい」と考えていたので、その点シャプラニールへ寄付することに心配はありませんでした。

インタビュー/事務局長 小松豊明